「妙好人(みょうこうにん)」-才市(さいち)-その2

2013-05-03

才市の詩には、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」という念仏の言葉が繰り返し出てきます。

それについて、鈴木大拙は、以下のように紹介しています。

(才市が書いたものは、独特の短詩で和歌ではありませんが、
大拙は、それを『日本的霊性』の中では「才市の歌」と呼んでいます。)

<以下、『日本的霊性』(角川文庫版より引用>

才市(さいち)妙好人の歌を読んで最初に気のつくのは、
何かというと、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)が、
止めどもなく、出ることである。

「ありがたい、なむあみだぶつ」

「あさましい、なむあみだぶつ」

「弥陀(みだ)の親(おや)さまが、なむあみだぶつ」

「下さる御慈悲(おじひ)が、なむあみだぶつ」

「出入りの息が、なむあみだぶつ」

「夜があけて、なむあみだぶつ」

「日がくれて、なむあみだぶつ」

等々と、限りなくお念仏が湧いて来る。
(『日本的霊性』角川文庫版P.252)

才市の詩には、確かに、「なむあみだぶつ」がやたらと出てきます。
それがない詩の方が少ないのかもしれません。

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