あのカモは何だ?

2015-08-29

■世界は自己である(2/2)

私たちでも、坐禅や瞑想によって心が澄んでくると、空の雲も、野の花も、街の並木も、自分に微笑みかけてくれているように親しく感じるものです。

そのようなとき、自然と自分がひとつながりの存在であること、全世界は「ワンネス(一つ)」であることが自ずと実感できます。

それに対して、あれこれと仕事や日常生活に追われていると、心の中に悩みや疲労がたまってきて、空を見ても、雲をみても、何も感じない灰色な心の状態になったりします。

それは、けっして良いことではありません。心の柔軟性を失ってきている証拠であり、ときには、うつ病につながることもあります。

最近の脳科学の研究によると、瞑想やぼんやりしているときに、脳は、「デフォルト・モード・ネットワーク」という特別な活動をしていることが分かってきました。

なんと、脳のエネルギーの75%は、「デフォルト・モード」に使われています。また、うつ病やアルツハイマーなどの病気の時には、「デフォルト・モード」が良く働かなくなるそうです。

逆にいえば、「デフォルト・モード」をしっかり働かせることが、ビジネスにおいて良い成果をあげるためにも重要な意味を持つといえるでしょう。

瞑想したり、坐禅をしたりすることは、「デフォルト・モード」を十分に働かせるように脳の調子を整えることでもあります。

その点からも、坐禅や瞑想は、私たちの人生をより良いものとするために、大事なことではないかと思います。

<ここがポイント>

1.自然と自分とは、ひとつながりであることを感じ取る

2.脳は、ぼんやりしているときに仕事をする

3.坐禅や瞑想は、脳のデフォルト・モードを調える

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