今東光の毒舌人生相談-その6「神や運命について」(10)

2013-05-03

アナニアは、イエスに命じられたとおりにサウロ(パウロ)のいる家に向かいます。

迫害者であるサウロ(パウロ)に逮捕される危険もあったにもかかわらずに、神の声に従いました。幸いにも逮捕されることなくパウロの部屋に入れたようです。

『新訳聖書』使徒言行録9章
そこで、アナニアは出かけて行ってユダの家に入り、サウロの上に手を置いて言った。

「兄弟サウル、あなたがここへ来る途中に現れてくださった主イエスは、あなたが元どおり目が見えるようになり、また、聖霊で満たされるようにと、わたしをおつかわしになったのです。」
すると、たちまち目からうろこのようなものが落ち、
サウロは元どおり見えるようになった。
そこで、身を起こして洗礼を受け、食事をして元気を取り戻した。

アナニアはサウロ(パウロ)の上に手を置いて祈ります。
そうすると、「目からウロコのような物が落ち」て、目が見えるようになりました(「目からウロコ」の出典です)。
サウロ(パウロ)は、神の光を浴びて失明した時と同様に激しい衝撃を受けます。ただちに、サウロ(パウロ)はキリスト教の洗礼を受けます。

洗礼を受けるということは、正式にキリスト教信者になったということです。パウロの時代には、命の危険を犯す行為です。

イエスキリストの光で失明し、イエスキリストの聖霊で開眼したサウロ(パウロ)は、ただちにユダヤ教からキリスト教に改宗します。

パウロは、ダマスカス近郊で浴びた光が神からの光であり、自分に親しく語りかけたイエスこそ、真の神の子であると心から信じることができたのでしょう。
これが、パウロ生涯の一大転機でした。

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