宇宙のなぞ-ダークエネルギー 1

2013-01-13

実は、現在、私たちが生きている宇宙にも、「インフラトン」と同様の正体不明のエネルギーが働いています。それが「ダークエネルギー」です。

「ダークエネルギー」が発見されたのは、1998年でした。
もともと、ビッグバン宇宙論が生まれたきっかけは、20世紀前半に、遠方銀河の観測によって、宇宙が現在も膨張を続けていることが分かったからです。

そこで、逆に過去に時間をさかのぼれば、宇宙はごく小さな点のような存在から始まったはずだという「ビッグバン宇宙論」が生まれました。
当初は、反対意見もたくさんあったようですが、その後の様々な観測結果が積み重ねられ、今では、ほとんどの宇宙学者がビッグバン宇宙論支持しています。
しかし、ビッグバン宇宙論によれば、宇宙は膨張を続けるにしても、膨張のスピードはだんだん遅くなるはずでした。宇宙内にある物質の重力がブレーキになるからです。

ところが、1998年に、アメリカの研究グループが様々な距離にある銀河内の超新星爆発を利用して宇宙の膨張速度を詳しく調べました。
その結果、「宇宙の膨張は加速している」ことが観測事実から分かったのです。
自動車でもそうですが、加速する、つまりスピードを上げるためには、アクセルを踏んでエンジンをふかさなければなりません。何らかの力が働かないとスピードはあがらないわけです。
宇宙もそれと同じです。
宇宙の膨張スピードを加速させるためには、宇宙空間を押し広げるように働く何らかのエネルギーが宇宙を満たしていることになります。
しかも、それは、重力(引力)とは逆向きに働くなぞの力です。

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