宇宙のなぞ-ダークエネルギー 2

2013-01-13

宇宙の膨張が加速しているという観測事実から、宇宙を押し広げる何らかのエネルギーがあることははっきりしましたが、その正体はまだわかりません。

そのエネルギーのことを正体不明のエネルギーということで宇宙論では「ダークエネルギー」と呼んでいます。
「ダークエネルギー」の正体はわかりませんが、宇宙空間全体に満ちているエネルギーで、宇宙をどんどん膨張させています。

さらに驚くべきことには、最近の観測結果から、現在の宇宙の成分構成をみると、人間が観測可能な普通の物質は、わずかに4%程度しかないことが分かりました。

宇宙の全成分のうち、96%は正体不明です。そのうち「ダークエネルギー」が73%、「ダークマター」といわれる、これも正体不明の物質が23%です。

つまり、現時点では、人間が観測できている宇宙の成分は、全体のわずかに4%に過ぎません。宇宙の成分の96%は、まだその正体がわかりません。
ちなみに、「ダークマター」は、銀河系を今のようなきれいな渦巻き型にまとめている目に見えない物質です。

銀河系の中で、光や電波で人間が観測できる物質は、質量(重さ)にすると2割もありません。残りの質量(重さ)の8割以上は、「ダークマター」であるといわれています。「ダークマター」は観測可能な物質の5倍もあるのです。

私たちのまわりにも、無数のダークマターがあるはずですが、私たちはその存在に気が付きません。
科学的に観測できないということは、普通の物質とは反応しないということです。そのため、宇宙を飛んでいる「ダークマター」は、私たちの体はもちろん、地球でさえ通り抜けてしまいます。

「ダークエネルギー」は、「無」から宇宙を誕生させたエネルギー「インフラトン」と同じではないかという説もあります。

どうやら、現在においても、「無」あるいは「真空」そのものが、莫大なエネルギーを持っているらしいということが、宇宙の研究からわかってきました。
しかし、人間は、まだ、その正体を知らないのです。

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