心こそ仏である

2015-08-15

■世界は一つの大きな生き物(3/4)

東京の移り変わりを考えただけでも、社会が生き物のように変化し、成長し、進化していることが感じられます。

たとえば、私が小学生のころ、つまり1970年代には、日本は「公害先進国」という不名誉な呼び方をされていました。

東京の空は、「光化学スモッグ」に覆われ、夏が近づくと、しばしば「今日は光化学スモッグが発生しているから、校庭にでてはいけません」という校内放送がなされました。

そういう日は、いくら晴れていても、校庭で遊ぶことができません。うっかり遊ぶと、光化学スモッグの影響で貧血など体調不良を起こすからです。

浅草のそばを流れる隅田川(すみだがわ)は、1970年代にはどぶのように真っ黒で、嫌な匂いを発する水が流れていました。

隅田川は、夏には両国の花火大会が開かれるほどですから、それなりに川幅があります。

スカイツリーと浅草観音の間をつなぐ吾妻橋は長さ150メートルの鉄橋で、川面からかなりの高さがありますが、小学生のころ(1970年代)の夏に吾妻橋を渡ると、下の隅田川からどぶのような匂いがしたことを覚えています。

テレビで北京の大気汚染報道をみると、子供のころの東京にダブって見えることがあります。当時は、公害対策を真面目にやったら、コスト増で日本企業はつぶれるといわれたものでした。

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