書籍紹介 ビジネス禅 ~公認会計士が書いた禅の本~

書籍内容

●変化が激しい現代は、誰にとっても生きにくい時代です。多くの人が心のよりどころを求めています。そのため、禅に関心を持つ方が増えてきました。禅は、心のよりどころが自分自身の潜在意識の中にあることを体験的に教えてくれます。禅は、瞑想によって自己探求する教えだからです。

●私は20代のころ、深刻なノイローゼ(抑うつ状態)になり、それを克服したくて臨済系の人間禅道場にご縁ができました。見性(けんしょう)という初歩的な悟り体験のおかげで、抑うつ状態から立ちなおりました。それとともに、禅の修行がすっかり面白くなり、年に10週間も摂心会(せっしんえ)という禅道場の修行合宿に参加するような生活を数年間続けました。その体験からも、禅の修行は素晴らしいものであるといえます。

●しかし、禅に関心があっても、禅道場に行く時間が取れない方も多いでしょう。本格的な坐禅修行は、体力的に厳しい側面があるので、敷居が高いと感じる方もいると思います。

●そこで、この本では、日常生活の中で気楽に禅的瞑想法を体験できるように、イスに腰掛けてできる「イス禅」を詳しく紹介しています。自宅やオフィスで1日10分でも「イス禅」を行えば、しだいに心が澄んできて「平常心」が養われることを実感できるでしょう。

●禅修行に打ち込んだ先人のエピソードや臨済禅の教えのエッセンスも分かりやすく説明していますので、知的に禅を知りたいという方にもお勧めできる本です。

著者紹介

笠倉 健司(かさくら けんじ)
1961年生まれ。開成中学・開成高校卒、1980年早稲田大学政治経済学部入学後、深刻なノイローゼ(抑うつ状態)になる。そこからの復帰のため、臨済宗円覚寺の法系に属する在家のための本格的な禅道場「人間禅道場」で臨済禅の修行に打ち込み、1984年白田劫石老師から「神蔵(じんぞう)」という居士号をいただく。禅の修行と並行して、東洋思想、特に安岡正篤先生の著書に傾倒し、人間学の重要性を知る。安岡教学を通じて儒教(論語などの教え)への興味が昂じ、早稲田大学政経学部を中退し、早稲田大学第二文学部に転入学し、朱子学を中心に東洋哲学を学ぶ。
1987年早稲田大学卒業後、高校の国語科講師の職を得るが、1989年、28歳のときビジネスを知らない自分が教壇に立つことに疑問を持ち、公認会計士として多くの企業でビジネスを体験することを決意。1992年、31歳で公認会計士試験に合格。4大監査法人のあずさ監査法人に入職し、上場企業の監査、株式公開、M&Aなど財務、会計の第一線で活躍する。
2008年に約15年間勤務したあずさ監査法人を退職し、アーク監査法人のパートナー(出資者兼役員)に就任する。リーマンショック後の混乱やIFRS(国際会計基準)へのコンバージェンスなど会計基準の激変を現場で体験する。その中で、欧米流の「効率性、収益性を過度に重視する経営」には短所もあることを理解し、日本的な「人間性を尊重する経営」を再評価する必要があると確信する。
2010年9月、アーク監査法人を退職して有徳経営研究所㈱を設立。「人材は企業の財、心の豊かさは人の財」との信念を持ち、人間学の学びを基礎とした「徳のある経営」の研究とそれを担う人財開発支援をライフワークとする。同時期に研修業界の第一人者箱田忠昭先生に師事して研修講師としての基礎を学び、セミナー講師としてもメガバンク系のセミナーや商工会議所などで活躍している。

目次

推薦の言葉

はじめに

第1部 禅の魅力と「イス禅」のすすめ
第一章 禅の魅力
第二章 禅の効用について
第三章 イス禅のすすめ
 
第2部 禅修行の目的と白隠禅師の禅
第四章 人間禅道場の歴史
第五章 白隠禅師の禅について
第六章 四弘誓願と延命十句観音経

おわりに

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