野狐禅(やこぜん)

2015-09-13

私は「スーパー広報術」(配信数13万部)という老舗のメルマガに、毎月2~3回、『ビジネスに役立つ禅の話』というテーマで原稿を掲載しています。(毎月、15日頃と月末頃に配信)

<スーパー広報術> http://s-pr.com/super-prway/

このブログでも、配信済みの原稿は、順次、ご紹介してきましたが、

今回は、第21号(2014年10月中旬に配信)をご紹介いたします。

■お前は何ものか?(1/2)

中国は唐の時代に大活躍された馬大師(ば-だいし)には、たくさんの優れた弟子がおりました。

その中でも、禅宗の歴史に名前を轟かしているのが、懐海(えかい)禅師(ぜんじ)です。

百丈山(ひゃくじょうさん)に禅道場を建てて弟子を育てたので、一般的には、百丈和尚(ひゃくじょう-おしょう)と呼ばれています。

百丈(ひゃくじょう)は、まだ青年僧としての修行時代、野生のカモが飛び立つのを見ての禅問答のときに、間の抜けた答えをしたために、師匠の馬大師(ばだいし)に思いっきり鼻をねじられました。

 

百丈(ひゃくじょう)は、あまりの痛さに、修行のことも、何もかも忘れて、思わず「あっイタタタ・・・!」と悲鳴をあげた瞬間に、悟りを開いたと伝わっています。

このような悟りを「忍痛三昧(にんつう-ざんまい)」といいます。痛みになりきった境涯ということです。

痛みから逃げているうちは、悟りは開けませんが、痛みそのものになりきったとき、小さな自己の殻(から)が破れて、大きな自己が再生するのです。

さて、馬大師(ば-だいし)の下で、十分に修行を積んだのち、百丈(ひゃくじょう)は自分の道場を開きました。

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