メルマガ第3号:誰もが花である-4

2014-03-22

仏教の教えは、一人ひとりがそれぞれの花を咲かせるための教えです。

それによれば、むさぼりや怒りなど煩悩(ぼんのう)という悪い心にとらわれると、せっかくの花がしぼんでしまいます。

ときには、とげだらけの毒花になって、人から嫌われることもあるかもしれません。

反対に、心を広やかにして、感謝の心をもって他人に優しくできれば、誰でもが、「本来の生命力」つまり「仏心」が輝き出して、どんどん美しい花になっていくことでしょう。

自分の心の持ち方によって美しい花を咲かせることができるというのが、お釈迦さまの教えです。

「スミレはスミレの花が咲く」という言葉があります。

スミレやタンポポが、バラやヒマワリのまねをしようとしたら、かえっておかしな花になるでしょう。

スミレはスミレらしく、きれいな花を咲かせることが大事であり、立派に花を咲かせている点では、バラやヒマワリと同じ価値を持っているのです。

歌の歌詞ではありませんが、「誰もが、オンリーワンの花」であり、素晴らしい花を咲かせる可能性を持っているとお釈迦さまは教えてくださっています。

同時に、もともと異なる可能性を持っているのですから、いちいち他人と比較せず、目先の勝ち負けにこだわり過ぎずに、自分らしい花を咲かせることに集中することが、ビジネスや人生を充実させる一つのコツなのだろうと思います。

<ここがポイント>
1.誰もが素晴らしい生命の輝きをもっている。

2.心の持ち方によって、おのずときれいな花が咲く。

3.オンリーワンの花を咲かせることが大事。

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