超越と日常

2015-09-23

■自ずから道理にかなう(3/3)

瞑想(メディテーション)は、脳の過剰な興奮や疲労を取り除いてくれます。

たとえば、寝る前に10分でも、15分でも、坐禅などの瞑想をすると、睡眠の質がよくなり、疲労が取れやすくなります。

昼休みなどに、静かに瞑想すれば、午後の仕事もいっそうはかどるでしょう。

それだけではなく、日々の瞑想は、自分の心の状態を確実に良い方向に変えてくれます。

心が穏やかになり、明るくなり、ホウ居士ほどではなくとも、あれこれ悩み過ぎずに仕事を良い方向に進めていけるようになります。

仕事にあたって、さまざまな条件を考慮して、悩みながら答えを見つけていく真面目な姿勢は、ビジネスに成功するために大事な要素であると思います。

しかし、何事にも、程度問題があり、悩み過ぎは、迷いに通じて、失敗につながることも多いものです。

複雑で変化の激しい時代だからこそ、直観的な判断力がビジネスにおいても大事な要素になっています。

坐禅などの瞑想によって、心の状態を整えることは、判断力を強化するうえでも役に立つことでしょう。

<ここがポイント>

1.本当に大事なことは言葉では伝えられない

2.悟りとは、日常生活を軽快にすごせるようになること

3.禅は、脳のストレスを取り、本来の性能を発揮させる

Copyright© 2012 二代目、三代目経営者を公認会計士が支援する有徳経営研究所 All Rights Reserved.