『新緝 森信三全集』について
さて、まだ『修身教授録』や森信三先生のことをよくご存知ない方のために、森信三先生が生前に設立した「社団法人・実践人の家」のHPから、森信三先生のプロフィールを以下に引用いたします。
(ちなみに森信三先生のお名前は、戸籍上は「のぶぞう」が正しいそうですが、戦後は通称として「しんぞう」と名乗られました。
現在でも、一般的には「もり-しんぞう」と読まれています。)
<森信三先生のプロフィール>
『学者にあらず、宗教家にあらず、
はたまた教育者にあらず、
ただ宿縁(しゅくえん)に導かれて国民教育者の友として
この世の生を終えむ』
という自銘のことばに従い、
『私の内面には、常に全国五十万の国民教育者の姿が
消えたことはない』
と明言し、一万回以上にわたって、全国津々浦々への講演行脚に明け暮れた。
西洋の哲学に飽きたらず、日本人として如何に生きるべきかの探求から「全一学」を提唱した。
教育においては [ しつけの三原則 ] [ 学校職場の再建三原則 ] 主体的人間になるための [ 立腰教育 ] などをひろめ、森信三の教えは学校や企業での研修教育に採用されている。
全著作全集は33巻に及ぶ。
その他、啓蒙書として [ 修身教授録 ] [ 幻の講話 ] 等の名著を遺す。
明治29年(1896年) 愛知県生まれ。
大正 9年(1920年) 広島高等師範学校入学。
恩師福島政雄、西晋一郎先生の教えを受ける。
大正12年(1923年) 京都大学哲学科入学。
主任教授西田幾多郎先生の教えを受け大学院卒業。
昭和元年(1926年) 大阪天王寺師範選任講師として勤務、
名著『修身教授録』完成。
昭和14年 (1939年)旧満州国の建国大学教授に就任。
昭和28年(1953年) 神戸大学教授に就任。昭和35年退官。
昭和40年 (1965年)神戸海星女子学院大学教授就任。
昭和50年(1975年) 「実践人の家」を設立。
平成 4年(1992年) 11月21日逝去 享年97歳。
【一般社団法人 実践人の家のHPより】
http://www.jissenjin.or.jp/profile.html