『無門関(むもんかん)』について
「スーパー広報術」(配信数13万部)という老舗のメルマガに、毎月2回、『ビジネスに役立つ禅の話』というテーマで原稿を掲載していただいています。(毎月、15日頃と月末頃に配信)
<スーパー広報術> http://s-pr.com/super-prway/
このブログでも、配信済みの原稿は、順次、ご紹介していますので、お読みいただいている方も多いと思います。
じつは、『ビジネスに役立つ禅の話』は、禅の歴史も学べるように、お釈迦さまから始まり、達磨大師(だるま-だいし)、二祖慧可(にそ-えか)・・・といった具合で、古い時代から順に、有名な禅の話をご紹介しています。
それらの原稿に種本は、『碧巌録(へきがんろく)』、『無門関(むもんかん)』など、禅の古典です。禅門で昔から大事に読み継がれてきた古典的な禅語録から、有名なエピソードをご紹介している次第です。
しかし、『碧巌録(へきがんろく)』は、100則の話があり、『無門関(むもんかん)』も、48則あります。いずれも、中国の主として唐から宋の時代にかけての有名な禅のエピソードを公案という禅の問題として扱っているわけですが、重なっている話は4則しかありません。
『碧巌録(へきがんろく)』と『無門関(むもんかん)』だけでも、合わせて140を超える話が集められています。
さらに、禅の古典は『碧巌録(へきがんろく)』と『無門関(むもんかん)』だけではなく、『臨済録(りんざいろく)』や道元禅師の『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』も岩波文庫に収録されるほど、広く読まれています。もちろん、それ以外にも、たくさんの古典があります。
これらの禅の古典にある禅話は、月2回のメルマガでは、とうてい紹介しきれない分量です。
そこで、このブログでは、別途、項目を立てて、適宜、有名な禅の話をご紹介していこうと思います。