ジョブズのスタンフォードスピーチと禅
2014-03-22
世の中のことを知ること、つまり「他人を知る」ことと、
自分の立ち位置を明確にすること、
つまり「自己を知る」ことは、同じくらい大事なことです。
ジョブズが、「自分の内なる声にしたがえ」と呼びかけているのは、
アメリカのビジネスマンでも、しばしば、自分を見失って失敗するからでしょう。
さて、ジョブズのスタンフォード・スピーチをしめくくる
「ハングリーであれ。おろか者であれ。」という言葉は、
「愚(ぐ)の如(ごと)く、魯(ろ)の如(ごと)し」
という禅の言葉を英訳したものいわれます。
この禅語は、
「世間から、おろか者と言われても気にせず、
コツコツと自分の信ずる道を歩め。そうすれば、おのずと道は開ける」
という意味です。
ジョブズは、ビジネスの天才ですから、ケタ外れの成功を手に入れましたが、ジョブズを成功に導いた禅の智慧は、私たちにも、必ず役立つものであると思います。
<ここがポイント>
1.大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つこと。
2.「世の中の流行」も大事だが、
それ以上に「自分を知ること」が大事。
3.コツコツと自分の信ずる道を歩めば、おのずと道は開ける。
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