ジョブズのスタンフォードスピーチと禅
2014年1月から、「スーパー広報術」(配信数13万部)という老舗のメルマガに、月2回、『ビジネスに役立つ禅の話』というテーマで原稿を執筆しています。
<スーパー広報術> http://s-pr.com/super-prway/
毎月、15日頃と月末頃に配信される分に、私の記事が載ります。現在のところ、2014年1月分2本と2月分2本の計4本の記事がすでに配信されています。
このブログでも、配信済みの原稿は、順次、ご紹介したいと思います。今回は、第2号(2014年1月30日配信)です。
『ビジネスに役立つ禅の話』の企画趣旨
禅の智慧、禅の人間学をビジネスマン向けに分かりやすく伝えることです。変化の激しい現代ゆえに、時代を超えた視点を持つため禅仏教に学びたいという話をよく聞きます。
しかし、実際に禅道場に通うのは、時間的に大変だし、禅の専門書は、ビジネスマンには難しすぎるのも事実です。
そこで、メルマガを通じて、禅の智慧のエッセンスを分かりやすくお伝えしたいと思います。
【ここからメルマガ本文】
前回のメルマガで、アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、青年時代から禅に親しんでおり、心の師は日本人の禅僧であったことを紹介しました。
さて、ジョブズは、2003年、48歳の時にすい臓ガンにかかります。すい臓ガンは、最も治療の難しいガンの一つですが、ジョブズの場合は、幸運にも手術可能な症例であり、ガンの摘出手術によって仕事に復帰できました。
その後、ジョブズは、2005年6月にスタンフォード大学の卒業式に招かれて、有名な記念スピーチをしました。(スタンフォード・スピーチ)
ジョブズは、スタンフォード・スピーチで自らの生い立ちやガンとの闘病など体験談を織り交ぜながら、率直に自分の人生観を語り、広く感動を集めました。