達磨(だるま)の壁に向かった九年間

2014-04-13

■山にこもるのはなぜ?(2/3)

私の監査法人時代の経験から言えば、株式公開を目指す中小企業がしばしば陥りがちな失敗は、売上を伸ばそうとするあまり、人材がいないのに支店を次々と開設することです。

無理がたたり、経費ばかりが増大して、売上は期待ほど伸びず、会社全体が赤字に陥ることもあります。

売上を伸ばすためには、まずは焦らずに人材を育てることが大事です。

やがて人材の成長とともに急成長できる時期が来るものです。
かりに急成長できなくても、人材が育てば、赤字にはなりません。

人材育成こそは、企業の長期的な発展のために最も大事なテーマであると思います。

達磨大師(だるま-だいし)が地道に人材を育てた結果、後世において、禅宗は中国仏教で最大かつ最も影響力のある宗派に育ちました。

それが、日本を経由して、現代においては欧米にも広がりつつあります。

世界的に見て、最も影響力のある仏教の教えは、禅ではないでしょうか。

禅は、「Zen」として英語でも通用するほどです。

もし、達磨大師が、皇帝の支援に飛びついていたならば、このような大きな発展はなかったかもしれません。

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