メルマガ第3号:誰もが花である-3

2014-03-22

■ブッダの見せた花の意味(2/2)

お釈迦さまが、黙ってお花を見せて、摩訶迦葉(まか-かしょう)がニッコリと微笑んだ話の深い意味は、禅の専門書をご覧いただければと思います。

もっとも、この話が出ている『無門関(むもんかん)』などは、禅の修行者に「悟りの眼」を開かせるための問題集ですから、
お師家(しけ:禅の専門指導者)の下で本格的な坐禅修行しなければ分からないような書き方になっており、普通の人が読んでもよく分からないと思われます。

そこで、ここでは、私たちのような普通のビジネスマンの人生に役立つような一般的な解釈で説明いたします。

お釈迦さまが差し出された花は、

「ここに集まっている誰もが、美しい花のような
素晴らしい生命の輝きをもっているのだよ」

という教えを示したものです。

そのとき、お釈迦さまの話を聞いていた数百人だけのことではありません。

この世のすべての人、すべての生きとし生けるものが、素晴らしい生命の輝きを天から与えられているのだということをお釈迦さまは教えています。

いまこの文章を読んでいる皆さんも、一人ひとりが、素晴らしい「花」を咲かせ、充実した人生の輝きを実現できる可能性を生まれながらに天から与えられているのです。

もちろん、花にもたくさんの種類があるように、人によって咲かせる花は異なります。

大輪の花もあれば、可憐な小さな花もあるでしょう。

すでに満開になっている方もいれば、まだつぼみの状態である人もいるでしょう。

元気いっぱいの花もあれば、ストレスでしおれかけた花もあるかもしれません。

しかし、本来は、誰もが美しい花なのです

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