今東光の毒舌人生相談-その3「えばり過ぎる上司」(5)

2013-05-03

成功しているときは、傲慢で部下から嫌われていた2代目や3代目も、そのような厳しい経験を経てそれを乗り越えることによって、人間的に大きく成長することでしょう。

厳しい経験を経て人間的に成長すれば、部下から本当に尊敬され、慕われる立派な経営者になることでしょう。

今東光(こん-とうこう)師は、毒舌ですから、
「失敗した時に大いに笑ってやればいい」と言っています。

いまのところは、
「やっぱりあんたは偉いぜ。あんたが日本一やで」
と言って喜ばせておいて、
高転(たかころ)びに転(ころ)んだ時、
大いに笑ってやりゃあいいんだよ。

いま、こんな野郎の鼻っ柱をいくらぶん殴ってもやっても、
こたえやせん。

そんな傲慢(ごうまん)な奴はね、
いくら小気味のいいセリフでへこましても、
絶対に負けたとは言いたがらないよ。

しかし、本当に読み取るべきは、後半の部分
「こんな野郎の鼻っ柱をいくらぶん殴ってもやっても、こたえやせん」というところにあると思います。

結局、まわりがなんと言おうと、

「人間は、自分で気がつかなければ、変われない」

ということを今東光師は、言っていると思います。

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