般若心経についてーその2本文と山田無文老師の現代語訳(2)

2013-05-03

○『般若心経』の本文と山田無文老師による『般若心経』の現代語訳
  注:本文と読み方は、『臨済宗檀信徒経典』によるもので、
    太字で示します。
    山田無文老師の現代語訳は、
    (カッコ書き)による細字で示します。

まかはんにゃはらみたしんぎょう

摩訶般若波羅蜜多心経

(偉大なる智慧の真理を自覚する肝心な教え)

かんじーざいぼーさー ぎょうじんはんにゃーはーらーみーたーじー
観自在菩薩、      行深般若波羅蜜多時、 

しょうけんごーおんかいくう  どーいっさいくーやく
照見五蘊皆空、         度一切苦厄。

(自由に真理を観る眼の開けた菩薩は、その深い英智に依って、
肉体も精神も、すべて空であると達観して、
一切の苦悩災厄(くのうさいやく)から免れる。)

しゃーりーしー  しきふーいーくう  くうふーいーしき  

舎利子、     色不異空、     空不異色、  

しきそくぜーくう  くうそくぜーしき  

色即是空、      空即是色、

(舎利弗(しゃりほつ)よ。
肉体は空を離れては無い、空は肉体を離れては無い、
肉体はそのまま空であり、空はそのまま肉体である。
感覚も想念も意欲も、或いは自我という精神組織も、
みなその通りである。)

しゃーりーしー  ぜーしょーほうくうそう  ふーしょうふーめつ
舎利子、      是諸法空相、       不生不滅、

ふーくーふーじょう   ふーぞうふーげん 
不垢不浄、       不増不減。 

(舎利弗(しゃりほつ)よ。
 すべては空であるから、生ずることも無ければ、
 滅することもない。
垢(けが)れもしなければ、奇麗(きれい)にもならない。
増えもせねば減りもせん。)

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