馬祖の最後の大説法-1
2015-09-07
私は「スーパー広報術」(配信数13万部)という老舗のメルマガに、毎月2~3回、『ビジネスに役立つ禅の話』というテーマで原稿を掲載しています。(毎月、15日頃と月末頃に配信)
<スーパー広報術> http://s-pr.com/super-prway/
このブログでも、配信済みの原稿は、順次、ご紹介してきましたが、
今回は、第20号(2014年10月初めに配信)をご紹介いたします。
■病気の馬大師(1/2)
中国は唐の時代に大活躍された馬祖道一(ばそ-どういつ)禅師の最晩年のことです。
尊敬をこめて、馬大師(ば-だいし)と呼ばれた馬祖も、とうとう重い病気になり、死の床についておりました。
偉大な馬祖(ばそ)の具合が悪いと聞いて、心配したお寺の事務局長がお見舞いに来ました。
その僧侶は「今日は、ご機嫌いかがですか?」と、当時の普通のお見舞いの言葉を言いました。
すると、馬祖は、最後の説法をしようと、病の床から
「日面仏(にちねんぶつ)、月面仏(がちめんぶつ)!」
と言われました。
はたして、この言葉の意味は何か?というのが、
禅の世界では有名な公案になっています。
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