2014年3月18日「禅の知恵と古典に学ぶ人間学勉強会」開催

2014-03-20

禅と知恵と古典に学ぶ人間学勉強会(1)

2014年3月18日、和泉橋区民会館にて第一回目の勉強会を開催致しました。
今回のテーマは「イス禅」、更に「古典に学ぶ禅の思想」ということで全体として2部構成となっており少人数でより対話を重んじた講義となりました。以下が今回のまとめになります。

私達はは知らず知らずのうちにたくさんのストレスを蓄積しています。そのストレスにより、様々な悩みやマイナス感情を引き起こし、最終的に人体にまで影響を与えます。心の病を未然に防ぐためにも瞑想をし心を「空」の状態にすることで意識、無意識よりも深い共同無意識の状態に持っていく事が必要なのです。その状態は催眠にかけられているような感覚で、この状態になることで本来の自分の声に耳を傾けることが出来、今まで気づいていなかった点に気づいたり、忘れていた事を思い出すこともあります。また、一度心を空にすることで今まで考えもしなかった発想が生まれたりもします。ビジネスの世界、学問の世界ではこのような状態に斬新なアイディアが生まれたり、答えが見つかることも少なくありません。そのため日々心を空にし、心身共に健康な状態にすることは現代社会において必要不可欠なのです。

「イス禅」を行うための3つの方法
より深い瞑想に入るために意識しなければならない事が大きく分けて3つあります。

1、調身(調える)

・普通にイスに腰掛けて、腰骨を立てる。
・目は半眼にし、首を立て顎を引き1m前方に視線を落とす。
・手は法界定印、白龍院どちらかの形。
・足は肩幅程度に開き、イス側に惹きつける。腰骨を立てるために多少かかとが浮いてもよい。

2、調息(呼吸を調える)

・鼻から細く長くゆっくり息を吐いていく。
・息を吐ききる少し前に自然に息を吸い、呼吸が途切れないようにする
・呼吸回数は1分間に数回程度。
・イス禅中は息を止めずに、呼吸が自然につながるように繰り返す。

3、調心(心を調える)

・数息観(呼吸を数えることに気持ちを集中する)
・湧いてきた雑念については消そうとせずにただ受け流す。

これら3つのイス禅のステップです。
是非皆さんもご自宅でお試し下さい。
セミナーでは個人的にイス禅のやり方をお教えしますので次回以降奮ってご参加ください。

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